「令和食」って言葉、聞いたことがありますか?
令和の和食っていうこと?
食生活を見直したい!
新しい発見やヒントはあるのかな?
海外に住んでいると、スーパーの出来合いの食べ物や外食は、とにかく身体に悪いんじゃないか?って必要以上に思ってしまうことはありませんか?
健康食について考えれば考えるほど、食事のベースは和食だよな〜って実感する。
でも、なかなか理想的な和食中心の食事をするのは難しいですよね。
特に海外では。
食材が手に入りにくかったり、昨今の物価の値上げ。
でも、子供や家族のために、海外でも出来る限り和食をベースに毎日の食事をしたい!
今回の内容
- 「奇跡の令和食」という一冊の本を読んで
- 令和食とは
- 海外でも見直せる食生活
- 我が家で実践
今回は、「奇跡の令和食」という一冊の本から私が学んだことをご紹介します。
世界25ヶ国での研究エピソードがとにかく面白い本。
この本を読んで、毎日の食事で気をつけたいことが改めてよくわかったし、海外で生活していても出来ることがたくさんあることに気づきました。
やっぱり和食がすごい!
そして、世界中どこにいても食生活は見直せる!
この本を読んでから我が家で始めたいくつかのアイディアもご紹介するので、参考にしてもらえると嬉しいです。
Table of Contents
「奇跡の令和食」という一冊の本を読んで
「令和食」という言葉に惹かれ読んでみました。
著者が世界25ヶ国60以上の地域で長寿食の研究をし、面白いエピソードが詰まった一冊です。
例えば、著者は世界中を回って現地の食材を現地の人と同じように食べ、お腹を壊して大変な目にあった話や、「海外あるある!」みたいなエピソードに共感できたし、とっても面白かったです。
「令和食」っていう言葉がなんともいいですよね!
昔ながらの和食生活をただ推進するのではなく、現代の生活にあった、グローバル社会で生活する人々にあった新しいスタイルの和食、そんな考え方に共感できました。
とても興味深く、面白い一冊でしたので、もし興味のある方は読んでみてくださいね。
令和食とは
筆者は次のように述べています。
従来の伝統的な和食を進化させた、新しい和食のスタイル、それが令和食です。まさに令和の時代にふさわしい、新しい時代の長寿食
「令和食」とはどのような食事なのか
令和食とは、従来の伝統的な和食をベースに適塩で、ヨーグルト(ヨーロッパの長寿食)を取り入れた食事であると紹介しています。
和洋のいいとこ取りですね。
令和食の5大基本
具体的には次の5つです。
①野菜・果物をたっぷり食べる
②適塩を心がける
③脂質は控えめにする
④主食、主菜、副菜をバランスよく食べる
⑤「まごわやさしいよ」食材を摂る
今までにも聞いたことがある内容ではありますが、改めて!という感じですね。
適塩で色々バランスよく食べる。
令和の時代、海外生活する人々も増えています。また和食より洋食を好む子供も増えています。食についてもバランスよく考えていくことが大切だと思います。
海外でも見直せる食生活
海外生活でも、令和食の5大基本を毎日の食生活に取り入れることはできるはず!
詳しく見ていきましょう。
①野菜・果物をたっぷり食べる
カナダのフードガイドでも、プレートの半分は野菜とフルーツにしましょうと勧めています。
季節の野菜やフルーツをふんだんに食卓に並べること!
あわせて読みたい:【カナダ】映えるフードガイド!子供にもわかりやすい!
②適塩を心がける
薄味を心がけること。
人間の味覚には慣れがあるので、濃い味に慣れていると物足りなさを感じてしまいますが、逆に薄味に慣れるということもできます。急に薄味にしてしまうのでなく、だんだんと味覚の慣れるペースで勧めてみましょう。
③脂質は控えめにする
海外の食べ物はなんでこんなにバターや油を使うのー!って叫びたい気持ちですよね。
でもバターって美味しい。
減塩と一緒で、脂質も急に減らしてしまうと物足りなさを感じて続かなくなってしまうので、徐々に無理なく控えめにしていくことが大事。
④主食、主菜、副菜をバランスよく食べる
野菜や果物をたくさん食べるんですが、でもそれだけに偏ってはいけません。
なんでもバランス良く!
ご飯やパン、お肉やお魚のタンパク質もバランス良く食べましょう。
⑤「まごわやさしいよ」食材を摂る
「まごはやさしい」食材は聞いたことがあると思いますが、令和食では「よ」が追加されました!
ま=豆類、豆腐
ご=ごま、ナッツ類
わ=わかめ、海藻
や=野菜
さ=魚
し=しいたけ、きのこ類
い=いも類
よ=ヨーグルト
あわせて読みたい:和食の合言葉「まごわやさしい」って知ってる?
我が家で実践 in カナダ
筆者は「一日一善のススメ」として、一日のうちの一食を「令和食」にすることを推奨しているのですが、私の家庭ではこれは無理かな〜って正直思いました。
なにせ、朝食は時間がなくてバタバタしているし
昼食は子どもたちはお弁当でみんなバラバラ
我が家で実践できることは、
基本は減塩!とにかく野菜とフルーツをたっぷり。
主食もバランスよく、そして「まごわやさしいよ」を3度の食事に散りばめること。
「まごはやさしいよ」をどう毎日取り入れるかは
手に入りやすいもの、子どもが食べられるもの、そんなことを考慮して我が家ではこんな感じに取り入れ始めました。
ま=豆、豆腐、きなこ
- 豆腐のお味噌汁
- シリアルにきなこを混ぜたり、きな粉蒸しパン
- 豆缶を使ったレシピ(ひよこ豆、レンズ豆、ブラックビーンズ、など)
ご=ごま、ナッツ類
- 胡麻和え
- ごまドレッシング
- おやつにナッツ(アーモンド、ピーナッツ、くるみ など)
わ=わかめ、海藻
- わかめのお味噌汁、わかめごはん、のり
や=野菜
- 子どもが好き好んで食べる野菜を中心にお弁当に入れたり夕食に出す。
- 毎食フルーツをつける。
- 旬の野菜やフルーツを食べる。
さ=魚
- サーモンは一番手に入れやすく子供達も好き
- サバも最近はコスコで買えるので重宝してる
- ツナ缶、しらす、おかかのおにぎり
し=しいたけ、きのこ類
- ソテーにしたり、お吸い物に入れたり
- マッシュルームスープは定番
- えのきやしめじは高いので、セールの時に買いだめして冷凍
い=いも類
- じゃがいものほかに、さつまいもも食べるようにしている
よ=ヨーグルト
- プレーンヨーグルトにメープルシロップをかけて食べる
「魚+大豆」は最強説
ご飯、焼き魚、お味噌汁
とっても質素ですが、これがやっぱり一番最強なんですね。
週に一回、月に一回でもこんな夕食があって良いと思います。
子供も意外に好きです。
塩焼き魚を食べ、ご飯はのりを巻いて食べ、そして野菜たっぷりのお味噌汁。ほっとする和食。
海外に住んでいるとなかなか和食ベースのご飯を作るのは難しいと感じてしまいますが、
今回改めて和食の良さを理解して、子供の健康のためにも、自分の老化防止のためにも
できる範囲で良いから食生活を見直していく
そんなきっかけになりました。
皆さんもできることから少しずつ始めてみてくださいね。
無理せず、続けていくことが大切です!