食育アドバイザー&カナダで子育て奮闘中のメープルです。
世界各国には、さまざまなフードガイドがあります。
日本には、「食事バランスガイド」というのがあり、小学校の家庭科の授業で勉強しますね!
今回は、小学校1年生の息子がカナダのフードガイドについて学んできたことをご紹介したいと思います。
カナダの学校で食育の授業があり、小学1年生の息子がマイフードガイドを作って持って帰ってきました。
野菜嫌いの息子が「これでもかっ!」っていうくらい野菜たっぷりに作ったガイドがなんとも滑稽で可愛い!
きちんと基本を理解してきて、夕食の時間には生意気にも意見するようになりました。
カナダのフードガイドには、現代人の食生活に必要な大事なメッセージがいっぱいあります。私たち日本人も欧米食が進み、生活習慣病が増えている中、教えらることがたくさんあるはずです!
Table of Contents
【カナダのフードガイド】子供にもわかりやすい
これがカナダのフードガイド!色鮮やかな写真がインスタ映えしそうですよね。
カナダのフードガイドでは、「一日にバラエティに富んだヘルシー食品を摂取しましょう」と掲げています。
このガイドラインの写真のメッセージは:
大きな特徴は、動物性のタンパク質でなく、植物性のタンパク質を積極的に取りましょうというところ。豆類などがそうですね。
それから、乳製品の比重が少なくなり、飲み物が牛乳からお水へと変わったところです。
このガイドラインは、どんな食材をどれだけ食べたら良いのかが一目でわかります。
言葉だけでなく、写真がとってもわかりやすい。だから子供にも理解できるんです。
シンプル過ぎるという意見もあるようですが、細かすぎてなんだかよくわからないガイドよりも、子供でも理解できるシンプルかつ一目でわかるガイドの方が実践的ではないでしょうか?
フードガイドの詳しい内容はこちらの記事を!
カナダの学校ではこうやって教えてる!
小学1年生の息子がある日、「これ作ったよ〜!」と学校から持って帰ってきました。
ん?どっかで見たことあるような…
あっ!フードガイドだ!
学校でフードガイドの勉強したの?
うん!こういうご飯がいいんだって!
授業でフードガイドについて学び、その後実践して子供たちがそれぞれのフードガイドを作ったとのこと。
先生が紙皿にラインを引いてくれたものを用意してくれて、そこへ好きなように食材を貼り付けていったようです。
どでかくステーキがのっていますが…ww
とっても上手に作れたね!
お豆類が嫌いなのはしょうがないとしても、お魚やナッツ類がもっとあったらよかったねー。
あーそっか、お魚はぼく好き!
アスパラこんなに好きだっけ〜?!
えへへ!
授業で実際にプレートを作ってみて、フードガイドの基本はよく理解しているようでした。自分で考えて作ることで理解度が深まりますね。
その日の夕食の時間…
「今日のご飯は、大体半分が野菜になってるね〜!」と自分で確認していました。日常生活で復習できるってすごくためになるな〜と思いました。
野菜も豆類も苦手だし、雑穀米も苦手。そんな息子だけど、子供の頃からどんな食材が健康に良いのか、バランス良い食事がどんなものなのか考えるきっかけになったと思います。子供の頃から食に興味を持ってもらうことは今後の食生活に大きな影響を与えます。
これから成長していく中で、正しい選択ができるような大人になってもらいたいですよね。
最新のトレンドを含んだフードガイド!日本人にも共通する食生活の基本
カナダのフードガイドは、植物由来の食生活が勧められています。特に良質なタンパク質は注目されています。
また、ホールグレイン(全粒穀物)の摂取にも積極的に取り組んでいます。捨てるところを減らし、さらには皮まで安全に食べられるものを追求し、オーガニックの人気も高まっています。
また、加工食品を減らすことも強く勧めています。加工食品には、塩分、糖分、油分が多いのは知られています。これらを食べ過ぎると生活習慣病のリスクが上がってしまいます。
カナダのフードガイドには、食生活全体の見直し、栄養学、生活習慣病への注意喚起など、食生活全体の改善を目指しています。
2019年に更新されたカナダのフードガイドは子供から大人までとてもわかりやすい内容になったといえます。
詳しくはこちらの記事も参考に。